荷室の使い勝手で選ぶ!本当に使えるラゲッジとは

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車を選ぶとき、デザインや燃費に目が行きがちですが、意外と見落としてしまうのが「荷室の使い勝手」です。
購入してから「思ったより荷物が積めない」「大きな買い物をしたときに不便を感じた」といった経験をした方も少なくないでしょう。

荷室の使いやすさは、日々の買い物から週末のレジャーまで、カーライフの満足度を大きく左右する重要なポイントになります。
ただ広いだけでなく、本当に「使える」荷室とはどのようなものでしょうか。

この記事では、あなたのライフスタイルに最適な一台を見つけるために、荷室の使い勝手に焦点を当てて選ぶ際のチェックポイントを分かりやすく解説していきます。

目次

荷室選びの基本!広さだけで判断しないための3つの視点

荷室の容量(リットル)は一つの目安

車の荷室の広さを示す際、カタログなどでよく使われるのが「リットル」という単位です。
もちろん、この数値が大きいほど多くの荷物を積める可能性は高まりますが、あくまで一つの目安として捉えることが大切です。
なぜなら、同じ容量でも荷室の形状によって実際の使い勝手は大きく変わるからです。

例えば凹凸が多かったり、いびつな形をしていたりするとデッドスペースが生まれてしまい、スーツケースのような四角い荷物がうまく収まらないこともあります

数値を比較するだけでなく、どれだけスッキリとした空間が確保されているかを確認することが重要になります。

開口部の広さと床の高さが使いやすさを決める

荷物の出し入れのしやすさは、荷室の「開口部」に大きく影響されます。
開口部が広く、特に横幅が十分に確保されていると、ベビーカーや段ボールのような幅のある荷物もスムーズに積み込むことが可能です。

また、地面から荷室の床面までの高さ(地上高)も重要なチェックポイントと言えるでしょう。
この位置が低いほど、重たい荷物を高く持ち上げる必要がなくなり、体への負担が軽減されます。

特に、頻繁に荷物を載せたり降ろしたりする方にとっては、この少しの違いが日々の快適さに直結するのです。

見落としがちな床下の収納スペース

荷室の床板を持ち上げると現れる「床下収納(サブトランク)」も、使い勝手を向上させる便利な機能の一つです。
普段はあまり使わないけれど車に常備しておきたい洗車道具や、万が一のための工具類などを収納するのに最適なスペースと言えます。

ここに小物をまとめておくことで、メインの荷室空間を常にスッキリと保つことができます。

また、深さがあるタイプなら背の高い観葉植物などを購入した際に倒さずに運ぶこともできるでしょう。
車種によって大きさや形状が異なるため、実車で確認することをおすすめします。

あなたの暮らしにフィットするのは?ライフスタイル別チェックポイント

普段の買い物がメインなら開口部の低さが重要

日々の食料品や日用品の買い物で車をよく利用する方にとって、荷室の開口部の低さは非常に重要な要素です。

お米や飲み物のケースといった重たいものを購入した際、荷室の床面が高いと「よっこいしょ」と持ち上げる動作が必要になり、腰などに負担がかかってしまいます。

開口部が低く、荷室の入り口に段差(リアバンパーとの段差)が少ない設計の車であれば、荷物をスライドさせるようにして楽に積み込めます

このわずかな差が、毎日の繰り返しの中では大きな快適さの違いとして感じられるでしょう。
スーパーの駐車場などで、そのありがたみを実感する場面は多いはずです。

週末にアウトドアを楽しむならフルフラットになるかが鍵

キャンプや釣り、サイクリングなど、アウトドア活動が趣味の方であれば後部座席を倒したときに荷室が「フルフラット」になるかどうかは絶対に確認したいポイントです。

座席を倒したときに段差ができてしまったり傾斜が残ってしまったりすると、クーラーボックスのような箱型のものが安定しなかったり、長い道具を真っ直ぐに積めなかったりします。

完全に平らな空間が生まれれば、荷物を効率よく、そして安定した状態で積載することが可能です。
これにより、荷崩れを気にすることなく、目的地までの運転に集中できます。

また、仮眠をとる際にも快適なスペースとして活用できるでしょう。

家族で使うならシートアレンジの多様性を確認

小さなお子様がいるご家庭など、家族での利用がメインになる場合は、乗車人数と荷物の量のバランスを柔軟に変えられるシートアレンジの多様性が求められます。

例えば、後部座席が左右で別々に倒せる「分割可倒式シート」であれば、片側にチャイルドシートを設置しつつ、もう片方を倒してベビーカーや三輪車のような大きな荷物を積む、といった使い方ができます。

乗る人の数や荷物の種類に合わせて荷室の広さを変えられることは、家族とのお出かけをより快適にしてくれるでしょう。
3列シートの車であれば、3列目の収納方法なども確認しておくと安心です。

ライフスタイル最重要チェックポイント具体的な利点
日常の買い物開口部の低さ、段差の少なさ重い荷物の積み下ろしが楽になる
アウトドアフルフラットになるか長尺物や箱物を安定して積載できる
ファミリーシートアレンジの多様性乗員と荷物のバランスを柔軟に変えられる

使い勝手を格段にアップさせるシートアレンジの秘密

左右で別々に倒せる分割可倒シートの利点

後部座席が一体でしか倒せない場合、少し長い荷物を積みたいだけでも後部座席をすべて荷室空間にするしかありません。

しかし、「分割可倒シート」であれば、後部座席を左右(または中央と左右など)に分けて倒すことが可能です。
例えば、後部座席に2人乗りながら、片側だけを倒してスキー板や釣り竿のような長いものを積むことができます。

これにより、「人と荷物を同時に運ぶ」際の自由度が飛躍的に高まります

多くの車では6:4や4:2:4といった比率で分割できるようになっており、ライフスタイルに合わせた柔軟な空間作りを実現してくれる便利な機能です。

長尺物も安心!スライド機能とシートアレンジ

後部座席に「スライド機能」が備わっていると、荷室の使い勝手はさらに向上します。
後部座席を一番前にスライドさせるだけで、座席を倒すことなく荷室の奥行きを広げることが可能です。

「荷物は少し多いけれど、後部座席も使いたい」という場面で非常に役立ちます。
逆に、荷物が少ないときは後部座席を一番後ろまで下げれば後部座席の足元空間が広がり、同乗者が快適に過ごせるようになります。

乗る人の快適性と荷物の積載量を、その都度最適なバランスに調整できるのがスライド機能の大きな魅力と言えるでしょう。

ワンタッチで操作できる手軽さも忘れずに

どれだけ多彩なシートアレンジが可能でも、その操作が複雑で手間がかかるようでは次第に使わなくなってしまうかもしれません。
そこで注目したいのが、操作の「手軽さ」です。

最近の車には、荷室の壁面に設置されたレバーを引くだけで、後部座席の背もたれが自動的に倒れる機能を持つものがあります。

この機能があれば、わざわざ後部座席のドアを開けて操作する必要がなく、荷物を積む流れでスムーズに荷室を拡大できます。

力もほとんど必要としないため、誰でも簡単にシートアレンジを行える点は、日々の使い勝手を考える上で非常に重要なポイントです。

あるとないとで大違い!荷室の便利な機能と装備

両手がふさがっていても安心のハンズフリー開閉機能

買い物帰りや、両手にたくさんの荷物を持っているときに、車のキーを探して取り出すのは大変です。
そんな場面で絶大な効果を発揮するのが「ハンズフリー開閉機能(キックセンサーなど)」です。

スマートキーを携帯した状態で、リアバンパーの下に足先を入れて引くなどの動作をするだけで、自動でバックドアが開閉します
一度この便利さを体験すると、もうこの機能がない車には戻れないと感じる人も少なくありません。

特に小さなお子様を抱っこしている時や、雨の日に傘を差しながら荷物を積む時など、様々なシーンでそのありがたみを実感できるでしょう。

荷物をしっかり固定できるフックやネットの有無

運転中に荷室で荷物がゴトゴトと転がる音は、意外と気になるものです。
それだけでなく、荷物が動くことで中身が破損したり、車の内装を傷つけたりする可能性もあります。
そうした事態を防ぐために役立つのが、荷室に備え付けられた「フック」や、それを利用して取り付ける「ラゲッジネット」です。

フックがあれば、買い物袋の持ち手を引っ掛けて倒れないようにしたり、ロープやゴムバンドで荷物を固定したりできます。

特に、壊れやすいものや転がりやすいものを運ぶ機会が多い方は、こうした装備の有無をチェックしておくと、より安心して運転に集中できます。

アウトドアやもしもの時に役立つ電源ソケット

荷室に「アクセサリーソケット(電源)」があると、車の活用の幅が大きく広がります。
例えば、キャンプなどのアウトドアシーンでは、ポータブル冷蔵庫を使ったり、スマートフォンの充電をしたりするのに重宝します。

また、最近では家庭用コンセント(AC100V)が使える車も増えてきました。
これがあれば、小型の電化製品を使用できるため、レジャーの快適性が格段に向上するでしょう。

言ってしまえば、災害などで停電した際には、非常用電源として活用できるという側面もあります。
すぐに使う予定がなくても、付いていると後々役立つ可能性のある便利な装備です。

購入前に必ず確認したい!後悔しないための最終チェック

カタログの数値だけでなく必ず実物で広さを体感する

ここまで様々なチェックポイントを解説してきましたが、最も大切なのは「実車を確認すること」です。
カタログに記載されている荷室容量や寸法といった数値は、あくまで参考情報です。

実際にディーラーなどに足を運び、自分の目で荷室の広さや形状、開口部の大きさや高さを確かめることが後悔しない車選びにつながります。

特に、タイヤハウス(後輪の収まる部分)の出っ張り具合は、カタログでは分かりにくい部分であり荷室の有効幅に大きく影響します。

写真や数値だけでは伝わらない「感覚的な使いやすさ」を、ぜひ体感してみてください。

実際に積みたい荷物が入るかシミュレーションしてみよう

実車を確認する際には、もう一歩踏み込んで、自分が「実際に積みたいもの」が本当に積めるかシミュレーションしてみることを強くおすすめします。

例えば、いつも使っているベビーカーや趣味で使うゴルフバッグ、キャンプ用の大きなクーラーボックスなど、特定の荷物を積む機会が多い方はメジャーを持参して寸法を測るだけでも有効です。

もし可能であれば、お店の方に許可を得て、実際にそれらの荷物を積ませてもらうのが最も確実な方法です。
「これなら問題なく積める」という確信を持って車を選ぶことが、購入後の満足度を大きく高める秘訣です。

まとめ

本当に「使える」荷室とは、単に容量が大きいだけでなく、自分のライフスタイルに合っているかどうかが重要です。

この記事で紹介したように、開口部の広さや床の高さ、多彩なシートアレンジ、そして便利な機能など、注目すべきポイントは多岐にわたります。

普段の買い物がメインの方、アウトドアを楽しむ方、家族とのお出かけが多い方、それぞれで荷室に求めるものは異なるはずです。

車選びの際には、デザインや性能とあわせて、ぜひ荷室の使い勝手にも目を向けてみてください。

カタログスペックだけに頼らず、実際に見て、触って、自分の使い方をシミュレーションすることで、きっとあなたのカーライフを豊かにしてくれる最高の一台が見つかるでしょう。

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