クリックポストのラベル印字トラブル:iPhone/PC/スマホ 対処法まとめ
フリマアプリやネットショップの発送で非常に便利なクリックポストですが、いざ使おうとした時に「ラベルが印字できない」というトラブルに直面したことはありませんか。
特に、iPhoneやスマホを初めて使用して手続きを行う際に、画面に何も表示されず困ってしまうケースは少なくないようです。
この問題の多くは、PCやスマホのブラウザ設定が原因となっています。
言ってしまえば、簡単な設定変更で解決することがほとんどなのです。
そこでこの記事では、クリックポストのラベル印字ができない場合の一般的な原因から、iPhone、PC、Androidスマホといったデバイス別の具体的な対処法まで、詳しく解説していきます。
また、コンビニでの印刷方法やプリンター接続に関するトラブルシューティングも紹介します。
この記事を読めば、もうクリックポストの印字で悩むことはなくなるでしょう。
スムーズな発送手続きのために、ぜひ参考にしてください。
印字の基本とトラブルの原因

クリックポストのラベル印字方法
クリックポストのラベルを印字する基本的な手順は、まず公式サイトへログインすることから始まります。
ログイン後、宛名情報を入力し、決済手続きを完了させると、ラベルの印字画面が表示される仕組みです。
このとき、画面にはPDFファイルとしてラベルが表示されるため、お使いのデバイスにPDFを閲覧する機能が必要になります。
多くの場合、現在のPCやスマホには標準でその機能が備わっていますが、もし表示されない場合は別途アプリのインストールを検討する必要があるかもしれません。
正常にPDFファイルが表示されたら、あとはプリンターへデータを送信して印字するだけです。
この一連の流れの中でどこかに問題があると、印字トラブルが発生します。
そのため、まずはこの基本的な手順をしっかり理解しておくことが、トラブル解決の第一歩となるでしょう。
使用するデバイスやブラウザによって、若干画面の表示が異なる場合があります。
印字トラブルの一般的な原因
クリックポストでラベルが印字できない場合、その原因の多くは非常にシンプルです。
最も一般的な原因として挙げられるのが、Webブラウザの「ポップアップブロック機能」が有効になっているケースです。
クリックポストでは、ラベルを新しいウインドウ(ポップアップウインドウ)で表示してPDFファイルを開く仕組みになっています。
そのため、セキュリティ設定でこの機能がオンになっていると、ラベル画面が開かずに印字ができないという状態に陥ります。
これは、PCだけでなくiPhoneやスマホでも同様に発生する問題です。
他にも、プリンターの接続がうまくいっていない、OSやブラウザのバージョンが古い、といった原因も考えられます。
トラブルが発生した際は、まずポップアップブロックを疑い、次にプリンターの接続状態を確認するという手順でチェックしていくと、スムーズに原因を特定できる可能性が高いです。
印字時の確認ポイント
クリックポストのラベルを印字する際に、トラブルを未然に防ぐための確認ポイントがいくつかあります。
まず、手続きを行う前に、使用するプリンターの電源が入っており、PCやスマホと正常に接続されているかチェックしましょう。
Wi-Fi接続の場合は、同じネットワークに接続されているかの確認が重要です。
次に、クリックポストのサイトで印字ボタンをクリックした後、プレビュー画面が表示されるかを確認します。
このプレビューでラベルが正しく表示されていれば、データ自体に問題はありません。
もし、プレビュー画面で文字化けやレイアウト崩れが起きている場合は、PDF閲覧ソフトやブラウザとの相性が原因かもしれません。
最後に、印刷設定の確認です。
用紙サイズが「A4」になっているか、拡大・縮小がかからず「実際のサイズ」や「100%」で印刷される設定になっているか、という点は特に重要なチェック項目です。
この設定が適切でないと、バーコードが読み取れない原因になります。
デバイス別の対処法

iPhoneでの対処法
iPhoneを使用してクリックポストのラベルが印字できない場合、ほとんどの原因はブラウザ「Safari」の設定にあります。
具体的には、ポップアップブロック機能が有効になっていることが考えられます。
この設定を解除する手順はとても簡単です。
まず、iPhoneの「設定」アプリを開きます。
次に、画面をスクロールして「Safari」を選択してください。
Safariの設定項目の中から「ポップアップブロック」という項目を見つけ、スイッチをオフ(白色)に切り替えます。
この設定変更を行った後、再度クリックポストのサイトで印字手続きを試してみてください。
多くの場合、これで正常にラベルのPDFファイルが表示されるようになります。
もし、これでも表示されない場合は、一度Safariのアプリを完全に終了させてから再起動するか、iPhone本体を再起動してみるのも有効な対処法の一つです。
最新のiOSに更新しておくことも、トラブル回避につながります。
PCでの印字設定と問題解決
PCでクリックポストのラベル印字がうまくいかない場合も、やはりブラウザの設定が主な原因です。
特に多く使用されているGoogle ChromeやMicrosoft Edgeには、標準でポップアップブロック機能が備わっています。
この機能を無効にするか、クリックポストのWebサイト(https://clickpost.jp/)を例外として許可する設定に変更する必要があります。
設定方法はブラウザによって異なりますが、通常は設定メニューの「プライバシーとセキュリティ」や「サイトの権限」といった項目からポップアップに関する設定変更が可能です。
また、プリンタードライバーが古いと正常に印刷できない場合があります。
お使いのプリンターメーカーの公式サイトを確認し、最新のドライバーがインストールされているかチェックすることも重要です。
PDFファイルが開いても文字化けしてしまうような問題が発生した際は、一度PCにPDFファイルを保存し、Adobe Acrobat Readerなどの専用ソフトで開いてから印刷を行うと解決することがあります。
スマホでの印字トラブル対応
iPhone以外のAndroidスマホで印字トラブルが発生した場合の対処法を解説します。
基本的な原因と解決策はiPhoneやPCの場合と同様で、やはり「ポップアップブロックの解除」が最初のステップになります。
多くの方が利用しているであろうChromeアプリでは、設定メニューから「サイトの設定」へ進み、「ポップアップとリダイレクト」を選択して、ブロックされている状態を許可に変更します。
これでラベルが表示されるようになることがほとんどです。
また、Androidスマホから直接プリンターで印刷するには、各プリンターメーカーが提供している印刷用のアプリ(プラグイン)が必要になる場合があります。
お使いのプリンターに対応したアプリがインストールされているか、Google Playストアで確認してみてください。
もし、自宅にプリンターがない場合は、作成されたPDFファイルをスマホ本体にダウンロードしておき、後述するコンビニのネットプリントサービスを利用する方法が便利でおすすめです。
この方法であれば、スマホとアプリだけで発送準備が可能になります。
コンビニでの発送時の注意点

コンビニ利用時の印字問題
自宅にプリンターがない方にとって、コンビニのマルチコピー機は非常に便利な存在です。
しかし、クリックポストのラベルをコンビニで印字する際には、いくつか知っておくべき点があります。
まず、コンビニのマルチコピー機から直接クリックポストのWebサイトにアクセスしてラベルを表示することはできません。
そのため、事前にご自身のスマホやPCでラベルのPDFファイルを作成しておく必要があります。
作成したPDFファイルは、USBメモリなどの記録メディアに保存するか、各コンビニが提供しているネットワークプリントサービスにアップロードしておく手続きが必須です。
この事前準備を忘れてしまうと、コンビニに行っても印字ができず、二度手間になってしまいます。
また、印刷する用紙は必ずA4サイズの普通紙を選択してください。
異なるサイズの用紙や特殊な紙を選ぶと、バーコードが正常に読み取れない原因になるため注意が必要です。
発送手続きの際のトラブル解決策
コンビニで無事にクリックポストのラベルを印字できた後、郵便ポストへ投函、もしくは郵便局の窓口で発送手続きを行います。
この際、まれに印字されたバーコードが読み取れないというトラブルが発生することがあります。
この原因の多くは、印刷品質の問題です。
例えば、マルチコピー機のインクがかすれていたり、印刷設定でラベルが縮小されてしまったりすると、バーコードが不鮮明になり読み取り機が反応しにくくなります。
このような事態を避けるため、印字する際には必ず「実際のサイズ」や「100%」で印刷するように設定を確認しましょう。
もし、ポストに投函した後でバーコードが読めなかった場合は、郵便局から連絡が来て返送されてしまう可能性があります。
確実に発送を完了させたいのであれば、印字したラベルを持参して郵便局の窓口で読み取り確認をしてもらうのが最も確実な方法と言えるでしょう。
印字方法の確認と設定
コンビニのネットワークプリントを利用した具体的な印字方法について解説します。
主要なコンビニチェーンでは、専用のアプリやWebサイトから事前に印刷したいファイルを登録しておくことが可能です。
例えば、セブン-イレブンでは「かんたんnetprint」、ファミリーマートやローソンでは「ネットワークプリントサービス」といったサービスが提供されています。
まず、スマホやPCでクリックポストのサイトからラベルのPDFファイルをダウンロードします。
次に、利用したいコンビニのプリントサービスのアプリまたはサイトを開き、ダウンロードしたPDFファイルをアップロードしてください。
アップロードが完了すると、予約番号やQRコードが発行されます。
あとは、その情報を持ってコンビニのマルチコピー機へ行き、画面の案内に従って操作すれば簡単にラベルを印刷できます。
この方法であれば、USBメモリを持ち歩く必要もなく、スマホ一つで手続きが完結するため非常にスムーズです。
初めて利用する際は少し戸惑うかもしれませんが、一度経験すれば手軽さが実感できるはずです。
最新のブラウザ・プリンター設定

Chromeブラウザでの印字時の問題
多くの方がPCやスマホで使用しているGoogle Chromeブラウザで、クリックポストの印字ができない場合の対処法を詳しく見ていきます。
前述の通り、主な原因はポップアップブロック機能です。
毎回設定をオフにするのが面倒な場合は、クリックポストのサイトを「ポップアップの送信を常に許可するサイト」として追加しておくのがおすすめです。
Chromeの設定画面から「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」→「ポップアップとリダイレクト」と進み、許可のセクションに「https://www.clickpost.jp」というURLを追加します。
こうすれば、クリックポスト利用時のみ自動でポップアップが許可され、非常にスムーズです。
また、何らかの理由で一時的に表示がおかしくなった場合は、ブラウザの閲覧履歴データやキャッシュをクリアすることで解決することがあります。
さらに、インストールしている拡張機能が干渉して正常な表示を妨げている可能性も考えられます。
一度、全ての拡張機能を無効にしてから試してみるのも、問題の切り分けに有効な手段です。
Macでの印字設定と対応策
Macユーザーがクリックポストのラベルを印字する際の特有のポイントと対応策について解説します。
Macの標準ブラウザであるSafariで問題が発生した場合、iPhoneと同様に「設定」メニューからポップアップブロックを解除するのが基本の対処法です。
Safariの「設定」→「Webサイト」タブ→「ポップアップウインドウ」を選択し、「clickpost.jp」の項目を「許可」に変更しておくと良いでしょう。
また、MacではPDFファイルが標準の「プレビュー」アプリで開かれることが多くあります。
プレビューから印刷する際は、印刷ダイアログで用紙サイズが「A4」になっているか、そして「自動回転」や「用紙に合わせる」といった拡大縮小に関する設定がオフになっているかを必ず確認してください。
「拡大/縮小」の項目は100%に設定するのが適切です。
プリンターが認識されない場合は、「システム設定」から「プリンタとスキャナ」を開き、一度プリンターを削除してから再度追加し直すことで接続がリセットされ、問題が解決することがあります。
OSのバージョンを最新の状態に保つことも忘れないようにしましょう。
プリンター接続時のトラブルと解決方法
ブラウザやデバイスの設定に問題がないにもかかわらず印字できない場合は、プリンター自体の接続トラブルを疑う必要があります。
まず確認すべきは、物理的な接続です。
USBケーブルで接続している場合は、一度ケーブルを抜き差ししてみる、あるいはPCの別のUSBポートに接続してみることで改善されることがあります。
Wi-Fi(無線LAN)で接続している場合は、PCやスマホとプリンターが同じWi-Fiネットワークに接続されているかを確認してください。
ルーターの再起動で接続が回復することもあります。
次に、プリンター本体の状態をチェックします。
インク切れやトナー残量不足、用紙切れ、紙詰まりといったエラーが起きていないか、プリンターのディスプレイやランプ表示を確認しましょう。
意外と見落としがちなポイントです。
これらの基本的な確認を行っても解決しない場合は、プリンターの電源を一度オフにし、数分待ってから再度オンにすることで、内部のエラーがリセットされる場合があります。
印字トラブルの解決策まとめ
トラブル発生時の対応策一覧
クリックポストの印字トラブルが発生した際に、ご自身の状況に合わせて確認すべき項目を一覧表にまとめました。
どこから手をつけていいか分からない場合に、チェックリストとしてご活用ください。
一つずつ確認していくことで、原因の特定と解決につながります。
確認カテゴリ | 具体的なチェック項目と対処法 |
---|---|
まず試すこと(全デバイス共通) | ブラウザのポップアップブロックを解除する、またはクリックポストのURLを許可する。 |
デバイス別の設定確認 | 【iPhone/Mac】Safariの設定を確認。 【Android/PC】Chromeの設定を確認。 OSやブラウザのバージョンを最新に更新する。 |
プリンター関連の確認 | 電源と接続(USB/Wi-Fi)を確認する。 インク残量や用紙の状態をチェックする。 プリンタードライバーを最新にする。 |
印刷品質の問題 | 印刷設定で用紙サイズをA4、倍率を100%(実際のサイズ)に設定する。 |
コンビニ印刷の場合 | 事前にPDFファイルを作成し、ネットプリントサービスに登録する。 |
印字方法の見直しと改善点
クリックポストの印字トラブルを今後繰り返さないためには、場当たり的な対処だけでなく、根本的な方法の見直しや改善が有効です。
例えば、いつも特定のPCやブラウザから手続きを行うように決め、その環境をクリックポストに最適化しておくという方法があります。
具体的には、ブラウザにクリックポスト専用のブックマークを作成し、そのサイト設定でポップアップを常に許可しておくのです。
こうすれば、毎回設定を確認する手間が省け、スムーズに手続きを進めることが可能になります。
また、OSやブラウザ、プリンタードライバーの定期的なアップデートを心掛けることも重要です。
ソフトウェアは常にセキュリティや互換性の問題が改善されているため、最新の状態を保つことが予期せぬトラブルを避ける最善の策となります。
もし複数のデバイスを使用する機会が多いのであれば、どのデバイスでもPDFファイルを一度クラウドストレージ(GoogleドライブやDropboxなど)に保存する、という手順をルール化するのも良いでしょう。
これにより、どのデバイスからでも同じファイルにアクセスし、印刷できます。
情報収集とサポート活用方法
この記事で紹介した方法を全て試しても、どうしてもクリックポストのラベル印字ができないという場合もあるかもしれません。
そのようなときは、さらに情報収集を行うか、公式のサポートを活用することが次のステップとなります。
まず確認したいのが、クリックポストの公式サイトにある「よくあるご質問・お問い合わせ」のページです。
システム障害や仕様変更に関する情報が掲載されている場合があります。
ここに解決策が見つからない場合は、日本郵便の「お客様サービス相談センター」に問い合わせるという方法があります。
具体的な状況を伝えることで、的確なアドバイスがもらえる可能性があります。
一方で、問題の原因がプリンター側にあると考えられる場合は、お使いのプリンターメーカーのサポートサイトを確認することが有効です。
FAQやトラブルシューティングのページには、機種ごとの詳細な解決策が掲載されていることが多いです。
これらの情報源を適切に活用し、問題を解決していきましょう。
この記事では、クリックポストのラベルが印字できないというトラブルについて、その原因と具体的な対処法をデバイス別に詳しく解説しました。
多くの場合、トラブルの原因はブラウザのポップアップブロック機能という、ごく簡単な設定の見直しで解決できることがお分かりいただけたかと思います。
iPhoneのSafariであれ、PCのChromeであれ、まずはポップアップの設定を確認することがトラブル解決への近道です。
その上で、プリンターの接続状態や印刷設定といった基本的なポイントを一つずつチェックしていくことが重要になります。
また、コンビニで印刷する際には、事前のPDFファイル準備とネットプリントサービスの活用が鍵となります。
今回の内容を参考に、ご自身の状況に合った対処法を試してみてください。
印字のトラブルをスムーズに解決し、クリックポストをさらに便利に活用していきましょう。